ダイヤモンドの直径は決まっているのか?
ダイヤモンドを購入される時にまず目に入るのは、キラキラする輝きですよね?その次には価格やデザインなどはもちろんですが、ダイヤモンドの【ct(カラット)】は何ctのダイヤモンドなんだろうと気になると思います。一番なじみのあるctに関わるカットや直径について専門用語は可能な限り使わずにまとめました。
ダイヤモンドの直径やカット
まずダイヤモンドのカラットが同じだからと言って、同じ直径、同じサイズとは限りません。えっ?なんで?となると思いますが、カラットとは直径やサイズのことではなく「重さ」を表しているからです。1ct=0.2㌘と決まっています。人で例えると「体重」ですね。同じ体重の人がいても、身長や体格まで同じ人はいませんよね?ダイヤモンドも同じで、同じ重さ、同じカラットだからって、同じ直径ではないんです。でも唯一同じカラットで同じ直径のダイヤモンドと言える場合があります。それはダイヤモンドのカット評価が「Excellent1 cut」してあるダイヤモンドの場合です。そのカットのみ直径が決まっています。一定条件を満たしたキレイなダイヤモンドには4Cという評価基準があり、その4Cで価値が決まります。4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)の1つのカットを見ていきましょう。
Excellentカットのみダイヤモンドが受けた光を100%反射します。この為Excellentカットのダイヤモンドのみ直径が決められており、Excellentカットのダイヤモンドは同じ直径、同じカラットになります。
その他のカットは光の反射の%がだんだんと低くなっていくため直径は決められておらず、バラバラです。そのダイヤモンドが一番良い状態に見えるようカットをしますので、直径がかわってしまいます。なので、ぱっと見ると大きく見えるダイヤモンドも薄かったり、小さく見えるダイヤモンドが厚みがあったりします。
Excellentカットの直径の比較
ではExcellentカットのダイヤモンドの場合の直径を見ていきましょう。
ブライダルで人気の0.2ctと0.3ct、それと憧れのいつかは一本は手に入れたい1ctを比較していきましょう。
0.2ctと0.3ctの直径の比較
まず0.2ctと0.3ctのダイヤモンドの直径ですが、
【0.2ct:約3.7mm】【0.3ct:約4.3mm】です。
この二つのカラットを比べてみると、0.6㎜の違いがあります。数字だけみると、たった0.6㎜しか違わないの、そんなにかわらないんだ、と思われますが、実際に見ると違いは一目瞭然なんですよ。
どっちのサイズがいいですよ、ってことはないので自分の好みのものを選ばれるのが一番ですね。
ちなみに当店D-Smileのブライダルで人気のサイズは0.2ctです。数年前は0.3ctが人気でしたが、最近はシンプルな細身のリングが人気だったり、結婚指輪と重ねて身につけるのも定番になってきたので、0.2ctを選ばれる方が多いです。
憧れの1ctの直径は?
次に憧れの1ctの直径ですが、
【1ct:約6.4㎜】です。
比べてみると0.3ctの倍にもならないの?と思われますが、ct(カラット)は「重さ」なので、サイズがアップすると横の直径が大きくなるだけでなく、下の厚みも大きくなってくるからです。
1ctは実際に見ても迫力があり大きいです。機会がありましたら是非手に取って見てみてください。
ダイヤモンドの選び方
正直、1ctだから高いけどキレイです、ってことはありません。
先程ちらっとでてきた4Cの評価で価値が決まるからです。0.3ctでも4Cの評価が最高だと、1ctよりも価値が高いものもあります。
一つずつ簡潔に伝えますと、
カラット=重さ
カラー=色
クラリティー=内包物
カット=唯一の人の手が加わるところ
です。
なので、それぞれ購入される時にどこを重要視するかが大事になってきます。とにかく大きいのが良い、色が一番キレイな無色透明が良い、内包物ができるだけ少ないクリアなものが良い、100%反射するキラキラの輝きは欲しい、とかさまざまです。
中には、誰かに見られたときに真っ先に言われるのが「何カラット?」と聞かれる時が多いからカラット重視に購入されるのをオススメしますとか、カラーは黄色みのものよりは無色透明のものをとか、色々書かれていますが、そんなことは気にせずに自分に合った、自分だけのダイヤモンドを選んで下さいね。